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『紅葉』@アップリンク+広島

真庭に移り住んで初めて撮った自作中編映画『紅葉』が東京渋谷アップリンクXで上映されます。

これは板倉善之監督の『にくめ、ハレルヤ!』という神戸大震災をテーマに描いた作品の公開記念として催される「関西ゼロ年代映画祭」での上映です。
凄くうらやましいプログラムで参加圏内の人たちに嫉妬するばかりです。

アップリンクの六月←(自身ブログ内記事、中盤参照)

koyo-futari
『紅葉』 2008年シネマニワ製作/50分

■木津川 計 (「上方芸能」誌発行人)
青春の一途さと煩悶である。父の故郷・岡山県湯原に定住、トマト農民としての自立にひたむきな日常を被写体に、自ら脚本、監督。「牛飼(うしかひ)が歌よむ時に世のなかの新しき歌大いにおこる」と昂然だった歌人・伊藤左千夫のように、トマト作りが映画を撮るとき、世の中の新しき映画はさらにうねるのである。河瀬直美が奈良を離れぬように、山崎樹一郎も山合いの村を凝視し、発想し、動かない。足元を掘る。そこに泉の湧くことを河瀬同様、若き山崎も知っているのだ。見えない明日を見ようと努める青春、添えな男女が添える日の準備の準備を約束させる結末まで、流れでなく、ショットを重ね、つなぐ、反ドラマ的ドラマで農村と都会を結びつけたのである。一極集中の東京へではない。農村へ帰ろう。土と山の中に、都市文明が奪った人間的絆を 再生させる可能性がある。若き監督はそう考えている筈だ。

■広川 律子(大阪千代田短期大学教授)
山崎樹一郎さんが、トマト農家に転身されると聞いて数年。作品には、瑞々しく熟すトマトが、すさんでいく若者の姿と対比して描かれる。おそらく都会で社会変革の夢破れ、農村に 戻った若い女。 人間的なつながり、土に生きる喜びを期待して戻った筈であるが、希望を見出すにはほど遠い山村の現実。(中略)現代の農村問題を深刻にえぐりながらも、 直載的な切り込みをしない監督の美意識があちこちに見られ、山々はあくまでも青く、せせらぎの音が耳に残る。多くの方々にご覧頂き、この国の農に生きる若者の静かな怒りと紡ぎ始めた希望を感じとってほしい。

■木村 文洋 (映画監督『へばの』)
映画がただ映画に向けてつくられ、人間も感情も言葉も風景も、映画を構成する“装置”に成り下がりつつある今、『紅葉』はこの世の音をすべてかき消し、山を通過する一瞬のわずかな音に、耳を澄ますことから始まる。山の音がこの映画にコダマしている、とまでは言えない。ただ私たちに、只事ではないその背を向ける男が、その視線の先に見据える柿の木、静まり返った夜明けの道で、女が踏み殺してしまうケモノの心臓、私たちは今、映画でそれを見つめ、聴くことをもう一度大事とすべきだ。
― 『紅葉』は、ゼロ年代・ゼロ世代などと呼ばれた最初の10年がいま終わる、前夜にこそ、撮られた映画だと思う。


『紅葉』は
6/15(火)20:00~
6/20(日)17:00~
6/23(水)21:00~

の計3回アップリンクXで上映されます。

同映画祭には京都時代の友人の作品も数作上映されるようです。
ちなみに、そのひとり、上記コメントもいただいた木村文洋監督の『なしくずしの志』には出演しております。

追記:6/20(日)は広島県東部でも『紅葉』を上映していただくことになりました。
   詳細などは追って記載します。

山崎樹一郎


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2010.05.30 | | Comments(0) | Trackback(0) | 未分類

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cinemaniwa

Author:cinemaniwa
映画を発進、真庭から

シネマニワとは岡山県北の真庭で映画の上映、製作をしているグループです。

映画『紅葉』(2008年)


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